メディアファイル情報(長さ・解像度・コーデック・ビットレート)
メディア処理はすべてブラウザ内で完結します。データは送信されません
動画や音声ファイルをドロップすると、そのファイルが何なのかをすぐに答えます。コンテナが MP4 か WebM か、長さはどれくらいか、画面は何ピクセルか、コーデックは何か、フレームレートとビットレートはいくらか。読むのはファイルのヘッダーだけで、1 バイトもデコードしないため、数 GB の動画でも一瞬で結果が出ます。 結果は 3 つの塊で示します。ファイル(コンテナとブランド、サイズ、長さ、全体ビットレート、作成日時)、トラックごと(コーデック、サイズ、フレームレート、サンプリングレート、チャンネル、ビット深度)、タグ(あればタイトルとアーティスト)。出力は JSON に切り替えてスクリプトやチケットに使えます。 なぜ単独のツールにする価値があるのか。本サイトの動画ツールはどれも処理の前にデコードが必要ですが、「このファイルは何か」は手を付ける前にこそ知りたいことです —— 変換すべきか、縦動画か、ビットレートが予算を超えていないか。 ⚠️ よくある落とし穴を 4 つ、ツール側で明示します。 · 縦動画はサイズが逆です。 スマートフォンを縦に構えて撮っても、記録される符号化サイズは横向き(1920×1080)で、縦にするのはコンテナ内の回転フラグです。プレーヤーはこのフラグを解釈して回転しますが、多くのツールは無視します —— そのため同じファイルがここでは 1080×1920、別の場所では 1920×1080 になります。だから「格納サイズ」と「表示サイズ」を分けて表示し、回転角を別に示します。 · MP4 の索引は末尾にあることがあります。 faststart していない MP4 は moov(トラック索引)を mdat(データ)の後に置くため、先頭だけ読むとトラックが無いように見えます。このツールはファイル全体を走査します。 · Opus は常に 48000 Hz です。 Opus のヘッダーには「入力サンプリングレート」がありますが、それは元の録音レートの覚え書きで(0 のこともあります)、Opus のデコード出力は常に 48 kHz です。生の値を報告すると長さもずれます。 · VBR の長さは推定しかできません。 MP3 に Xing / Info ヘッダーがあれば長さは正確ですが、無ければビットレートからの推定になり、その場合は「推定」と明記して、推測を正確な値として売り込みません。
機能
- 長さ・ファイルサイズ・全体ビットレート(バイト数 × 8 ÷ 長さ)
- トラックごとのコーデック:H.264 / H.265 / AV1 / VP9 / AAC / MP3 / Opus / FLAC …
- 格納サイズと表示サイズを分けて表示し、回転角も示す
- フレームレート・サンプリングレート・チャンネル数・ビット深度
- ⚠️ 90° 回転の縦動画:符号化された幅と高さは横向きで、プレーヤーが回転する
- ⚠️ moov がファイル末尾にある MP4 でも読み取れる
- ⚠️ Opus は常に 48 kHz。ヘッダーの入力レートは信用しない
- JSON で書き出し、スクリプトやチケットに利用可能
- 読み取り専用:ファイルを変更せず、データも送信しません
使い方
- 動画または音声ファイルを点線枠にドロップします
- 情報が下に等幅で表示され、行ごとにコピーできます
- 縦動画は「回転」と「表示サイズ」の 2 行を確認します
- スクリプトに渡す場合は出力形式を JSON にしてコピーします
よくある質問
- 「格納サイズ」と「表示サイズ」が違うのはなぜですか
- 縦動画の符号化サイズがもともと横向きだからです。スマートフォンを縦に構えても、センサーが記録するのは横向きの画像で、コンテナに「時計回りに 90° 回転」というフラグを別途保存し、プレーヤーがそれを読んで正しい向きに回します。つまり実際の画素は 1920×1080(格納サイズ)で、表示されるべきは 1080×1920(表示サイズ)です。幅と高さしか見ず回転フラグを無視するツールも多く、編集や変換で映像が横倒しになったり潰れたりします —— この 2 つの数が食い違うときは、変換先のツールが回転を解釈するか確認してください。
- 他のツールで読めない MP4 がここでは読めるのはなぜですか
- ほとんどの場合 moov の位置です。MP4 はトラックや長さの情報を moov ボックスに持ち、そのボックスはファイルの先頭(faststart、ストリーミング向き)にも末尾(先にデータを書き、後から索引を付ける。録画ソフトに多い)にも置けます。先頭だけ読むツールは後者で「メタデータが無い」と報告します。このツールはファイル全体を走査するので、どちらの配置でも読めます。
- Opus が常に 48000 Hz なのはなぜですか
- Opus という形式が、デコード出力を常に 48000 Hz と定めているからです。ヘッダーには確かに「入力サンプリングレート」の欄がありますが、それは元の録音レートを参考として記録するだけで、0 や任意の値になり得ます。実際のデコードレートは常に 48 kHz です。ヘッダーの値を報告すると長さもずれます。
- 「推定」と付いた長さは正確ですか
- 桁は合いますが、具体的な数字には幅があります。可変ビットレート(VBR)の MP3 で Xing / Info ヘッダーがあれば総フレーム数が記録されており長さは正確ですが、そのヘッダーが無ければ「音声バイト数 × 8 ÷ 平均ビットレート」で推定するしかなく、起伏のある音楽では平均ビットレートは当てになりません。その場合は「推定」と明記し、推測を正確な値として提示しません。正確な長さが必要なら、デコーダーに実際に通すしかありません。
関連ツール
動画から GIF
メディア動画の一部を GIF に変換します。フレームレート・幅・色数・ループを指定でき、範囲はプレビューを見ながら選べます。動画は送信されません。
動画の切り出し
メディア動画の任意の区間を切り出し、MP4(H.264 + AAC)として再エンコードします。メッセージアプリや編集ソフトでそのまま使えます。
画像情報
画像画像に含まれる情報をすべて表示します。形式の詳細、撮影設定、撮影場所。GPS は別枠で警告し、テキストまたは JSON で出力できます。
動画フレーム書き出し
メディア動画の指定した瞬間のフレームを、動画本来の解像度で PNG / JPEG / WebP として書き出します。スクリーンショットより鮮明です。
音声を WAV に
メディアMP3 / M4A / FLAC などを WAV に変換。サンプリング周波数(音声なら 16k、映像なら 48k)、モノラル化、ピーク正規化に対応。すべてブラウザ内で完結します。
音声のトリミング
メディア開始・終了時刻を指定して音声の一部を切り出します。切り口のクリック音を消すフェードにも対応。試聴しながら位置を記録し、WAV で書き出します。